電子ドラムとは読んで字のごとく、電気製品です。
楽器、としての扱いよりも、電気製品としての扱い方の方が重要になってきます。
電子ドラムの買取価格や相場の決め手としては、まずは「その商品の市場価格」を基準として決まります。
電子ドラムの買取価格、相場はどのように決まるのか
お手元にある電子ドラムは、「いつ」「どこで買った」「どこのメーカーの」「何(品番)」でしょうか。
これが電子ドラムを売る際に見られ、買取価格が決まるポイントでもあります。
いつ購入した商品か
と言うのも、電気製品は年々新しく性能の良いものがバンバン発売されて行きます。
電子ドラムは、そこまで新製品が年々出るほどではありませんが、電気物の為、販売から年数が経っているものはあまり好まれません。
色褪せがあったり、物によってはモジュール内部のハンダが劣化で外れてしまい、上手く電源がつかないかもしれません。
「どこで買った」「どこのメーカー」?
通販でとにかく安いものを購入した、と言う方もいらっしゃる事でしょう。
現在使用されている電子ドラムに満足されていても、やはり最初の購入価格があまり高くない物には、あまり金額はつきません。
メーカー品であるとはいえ、ヤマハやローランドの様に有名なメーカーで無ければ、よほどの専門店でなければきちんと買取もしてもらえず、ざっくりと定価を調べて1割程度の金額が落ちどころとなるかもしれません。
買取の際も、やはりメーカーに対する信頼度と言うものは関わってくるものです。
「何(品番)」?
そこで大切なものが「品番」で、それを見れば大体の製造年数やキット品としての付属品が見えてきます。
また、現行品番の商品であれば、過去の品番よりも、現在の市場価格に近い購入時の5割前後の金額で買い取ってくれる事もあります。これが相場です。(もちろん付属品等が全て揃った状態で、楽器の外観も綺麗な場合ではありますが…)
YAMAHAやRolandでも古い品番の場合は購入時の半値で業者によって再販される事が多く、もし売却するならさらに半額以下(購入時の1/4)が相場になります。
電子ドラムの買取において査定者が見るポイント
上記で説明した、楽器のメーカーや品番基準の金額設定の他にも、物の売買において大切なポイントは電子ドラムにも当てはまります。
通電確認
まず一番大切なのはここです。
最近まで、通常通り使用されていたなら問題はないかと思いますが、押し入れに眠っていた、又は置きっぱなしで使用していなかった場合、電源が入るのか、ヘッドホンやスピーカーから音が鳴るのか、一度確認してみましょう。
本体やケーブルのキズ、汚れ
電子ドラムは叩いてナンボの製品ですので、お手元の電子ドラムの打面には打痕がたくさんついているかと思います。それに関しては、もう仕方がありません。
ただ、ラック(各パーツを繋ぎ合わせている支え)や、各パッドを繋いでいるケーブルはどうでしょうか。やはり物には外観も大切ですので、運搬の際にはキズが付かない様に注意しましょう。
また、ケーブルは汚れだけではなく「ねじれ」も気になる点ではあります。購入時の設置時点で、無理のある接続を行わず、綺麗な形でのセッティングを行いましょう。あまりにねじれがきつい場合、内部で断線が起こる場合があります。
購入時の外箱
電子ドラムは物自体も大きく、納品された時はパーツ毎に別々の箱に入っていたのではないでしょうか。
当時の外箱、捨てずにそのまま保管されていますか?
買取時には、電子ドラムそのものだけを持っていくよりも、外箱も合わせて買取へ出された方がイメージも良いでしょう。
地道な積み重ねが、高価買取への一歩となります。
電子ドラムを買取業者に高く売る方法
電子ドラムを高く買い取ってもらう為に音が出る事は勿論、「外観」が大切だと考えられます。
業者に買取依頼を出した場合の流れを想定すると、その場で全て組み立てて、叩いてチェックして…と言うのは時間もかかり、あまり考えにくい事です。
通電を確認して、各パーツが揃っているのかを確認して、音が鳴るかどうか、パッドを接続して叩いてみて…程度の作業で、金額を判断するでしょう。
…となると、業者が見るのは外観と、付属パーツが揃っているかどうか、程度になります。
いくら物が問題なく作動しても、汚れや傷が多いとその分価格も低く提示される可能性があります。
業者に持ち込む前に、全てのパーツ(ケーブル含む)を拭き上げましょう。それだけで、見栄えはグンと変わります。
TOPページでは詳細な楽器を高価買取してもらう方法もお伝えしています。
あわせて御覧ください。
今から間に合う?高額買取のための電子ドラムのお手入れ術
電子ドラムを常に設置したまま置いている状態だと仮定すると、当然埃がパッドや支えに溜まります。
その埃が原因で、音源モジュールが突然つかなくなってしまったり、ケーブルの接続部が熱を持ってしまい発火してしまう可能性も低くはありません。
毎日行う必要はありませんが、時折楽器全体を乾いたタオルで拭き上げて、埃を綺麗にとってあげましょう。
また、ケーブルがねじれていたり、何かの下敷きになってしまっている場合は、断線の原因となりますので、きちんと綺麗に接続しましょう。
高く売れる電子ドラムとは
上記の二社以外にも様々なメーカーから発売されていますが、どれも全てプロユーズな商品ではありません。
買取の際に金額がつくのはやはり有名なメーカー、中古でも買いたい人がいるメーカーですので、上記の二社に絞られてしまいます。