ホルンの買取価格、相場はどのように決まるのか
ホルンを高価買取してもらう為に気をつけないといけない事は
- 現行機種である 又は 人気機種である事
- 外観が綺麗である事
- 管体内部が綺麗である事
- 抜き差し管、レバーが通常通り動く事
- 純正ケースの有無、また綺麗かどうか
になります。
ホルンの買取相場
音が正常に出て外観が綺麗であっても1度使用されたものは「中古」の扱いですので、ホルンの買取相場は高くても定価の半値程度いけば上等と思って頂くとよいかと思います。
またメーカーやモデルによっても異なりますし、古い機種であるほど当然値段が落ちます。
次章で査定員が見るポイントをまとめます。
ホルン買取時に査定者が見るポイント
現行機種である 又は 人気機種である事
ホルンには銘器(名器)と呼ばれる品番がありますが、そのほとんどは現行でも販売されているものの事が多いです。
販売当時に人気が出たものが、マイナーチェンジを繰り返し品番はそのままに人気を保ち続けている品番が多くあります。
金管楽器は金属疲労や腐食、金属のすり減り等もあり販売から時間が経過しているものは、外国製の有名メーカーを除いては高価になりにくい傾向にあります。
ホルンの外観が綺麗であること
楽器の落下等衝撃による凹み、または何かに擦ってしまった時につく擦り傷等、楽器として使用するにあたり、キズや凹みは避けては通れない道です。
また、ホルンは「レバー下の管」、「ベル内部」が非常にメッキの剥げやすい場所になります。
レバー下の管には常に左の手のひらが当たり続け、ベル内部には常に右手が当たり続ける為、手汗が付き、メッキが剥げやすい状態になります。メッキが剥げてしまうと、金属を守る皮膜が無くなってしまい、管体に穴が開いてしまう可能性があります。
買取時の事を考えるのであれば、プロテクター等を利用してなるべく肌が管体に当たらない様にされてると良いのですが‥
ホルン管体内部が綺麗である事
管体の外観はもちろん大事なのですが、楽器としての機能を果たす為には管体内部の状態も非常に大切です。
ホルンを含む管楽器の演奏には体内の「息」を利用しますので、その成分にはいろいろなものが入っています。それらが管体に塗っているグリスやグリスに付着した汚れ等と合わさって、管体内部に汚れの塊を作ってしまいます。
その塊のせいで音が出なくなってしまったり、塊が固着してしまうと抜き差し管が抜けなくなってしまう・レバーが動かなくなってしまう事も良く起こります。
演奏終了後のスワブ通し等、管体内部は綺麗に保つ様にしましょう。
ホルンの抜き差し管、レバーが通常通り動く事
上記でも説明しました通り、汚れが原因で抜き差し管やレバーが動かなくなることが良く起こります。他にも理由として、管体の歪み、接地面のサビ、オイル切れ等で、可動すべき部分が動かなくなる事があります。
落下や長年の使用による歪みや、長期的に楽器を使用していない期間があるとついてしまうサビのせいで動かなくなってしまった場合は、迷わず楽器店に持っていきましょう。
少し動きづらい状態で、最近オイルを使っていない場合はオイル切れ・グリス切れによる可動不良であることもあります。その場合は、オイルやグリスをきちんと塗り直し、なじませてから演奏してみましょう。
純正ケースの有無、また綺麗かどうか
新品の家電やゲームソフトの梱包箱と同様に、購入時に楽器は「ハードケース」、「ソフトケース」のどちらかに収納されています(どちらのケースかはメーカー・品番によります)。
ホルンのケースとして、現在背負えるタイプのセミハードケースが非常にたくさん出回っており、楽器の購入時に移動の事も考え併せて購入された方も多いかもしれません。
そのままでもケースには変わりはありませんので、買取はして頂けると思いますが、やはり純正のケースの方がお店側も買い取った後に販売しやすいですよね。
お手元にまだ純正のケースがあれば、大切に保管しておきましょう。純正ケースをそのまま利用されている方は、キズや汚れが付かない様に大切に扱って下さい。
ホルンを買取業者に高く売る方法
上記で説明した「外観」「内部の状態」「各可動部位の動作状況」「ケースの有無」の状態が主たる部分になりますが、自分の楽器として長年使用していれば「普通の状態」というものがわからなくなってくるものです。
買取店に持っていく前に、一度楽器修理店に持ち込み、点検を行ってもらうことをオススメ致します。
レバーの動き具合や抜き差し管の硬さなど、ご自身では普通の状態であったとしても、本来の楽器の状態とは離れている場合もあります。
点検、修理もお金がかかってしまうものですが、ホルンはそもそも高価ですので、せっかくならなるべく良い状態で、買取価格を高めに提示してもらえるようにしましょう。
高く売る方法はこちらでも解説しています。
実践されることをおすすめします。
高く見せるホルンのお手入れ術
- 管体表面は演奏終了後にしっかりと楽器専用のクロスで吹き上げる
- より楽器を守るのであれば、ホルン用プロテクターの装着と、ベルに突っ込む右手には薄い手袋をはめて演奏すること。
右手はホルンを支えるだけでなく、微妙なピッチや音色の調整を担っています。手袋をはめて演奏する際には、上記に気を付けて演奏しましょう。 - 管体内部は、演奏後に抜き差し管、マウスパイプ等にクリーニングスワブを通し水分をきっちり取り除く
- 抜き差し管にグリスを塗り直す場合は、一度綺麗に拭き取ってから塗り直します。前回分が残っていると、そこに汚れが溜まってしまい、固まってしまう原因になります。
値崩れしにくい or 高く売れるホルン
・ヤマハ‥YHR-567以上の価格帯の商品
・アレキサンダー‥103他
・ハンスホイヤー‥801