ユーフォニアムの画像

ここではユーフォニアムを売ろうかなと思っている方のために、買取相場をお伝えし、またできるだけ綺麗にして高値を付けてもらう方法などをお話しています。

ユーフォニアムの買取価格、相場はどのように決まるのか

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ユーフォニアムの買取価格や相場は、「メーカー」「品番」「外観」「可動部の動き」「純正ケースがあるか」が主なポイントとして判断されます。

ユーフォニアム買取相場に関して

ユーフォニアムの買取相場は、実際のところ高くはありません。

金管楽器の特性上、使用している内に楽器のメッキが剥げてきたり、楽器自体に奏者の「クセ」が付いてしまうこともあり、いくら見た目が綺麗でも「新品同様」とは言い難いのです。

楽器の専門店に持ち込むのであれば、「綺麗な状態」で、「現行の品番」又は「人気の品番」である場合のみ、定価の5割程度の値段が付く事もありますが、極めて稀です。

綺麗な状態でも定価の3-4割程度である事が多いので、買取をご検討されているのであれば、常日頃から丁寧な扱いを心がけましょう。

ユーフォニアムの買取時に査定者が見るポイント

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メーカー ユーフォニアムのメーカーとして有名な「ヤマハ」「ベッソン」「ウィルソン」以外にも、「ヨーク」「アダムス」「ヒルスブルナー」「イオ」他、ユーフォを扱っているメーカーは国内外合わせるとたくさんあります。

上記に上げたような、有名メーカーや海外メーカーの楽器の場合は、楽器専門の買取サービスへ持ち込むことをオススメします。知識があるスタッフの方が、高値をつけてくれる可能性があります。

その他、最近では近隣国製の楽器もたくさん販売されています。それらの楽器はもともと定価が高くなく、構造も少し疑問を持たざるを得ないものが多々見受けられる為、持ち込みの際は注意しましょう。

品番 楽器には、シリーズやランクを区分けするための「品番」が設けられています。(例…ヤマハ YEP-621S等)
金管楽器の場合、あまりヴィンテージ商品等が出回っていないので、過去の品番の商品よりも、現行品番の方が高く値が付きます
そもそも過去の品番になると、楽器自体が古い事が多く、金属に痛みが出ている場合が多々ありますので、必然的に「過去品番の方が安い値がつきやすい」のです。
外観 楽器に限らず、物の販売の基本はやはり「外観」です。
ユーフォニアムは金管楽器=金属製で、「キズ」や「凹み」や「歪み」、「メッキ剥がれ」等外観上の問題は多々起こり得ます。

「キズ」「メッキ剥がれ」は管体・金属が削れて起こるものなので、一度ついてしまうと取れません。「凹み」は楽器店で修理してもらう事が出来ますが、金属の性質上、凹みの部分は直ったとしても、大体の場合「修理痕」と言う線傷の様なものが残ってしまいます。

「歪み」は、パッと見てわかる程度であればかなり重症です。管体のどこかが歪んでいると、楽器に負担をかけ続けることとなり、いつか支柱が外れてしまったり、抜き差し管が抜けなくなってしまったりとトラブルの原因です。「抜き差し管」や「ピストン」が動きづらい場合、一度楽器店に持ち込んで修理の依頼をオススメ致します。

可動部の動き 「外観」で説明した通り、管体が歪んでいると「抜き差し管」や「ピストン」が動きづらくなり、そのまま放置しておくと歪みが大きくなり、動かなくなる場合があります。

また、歪みだけでなく、「管内の汚れ」が乾燥してしまうと、管体と可動部が固着してしまい、「抜き差し管」「ピストン」だけでなく、「ピストンキャップ」等まで外れなくなってしまいます。

動かなくなってしまった部分を無理やり動かそうとすると、新たな歪みが発生したり、力の入れすぎで凹んでしまったりと、事故の原因です。
普段動いているはずの部分に何か違和感を感じたら、無理に動かさず、楽器店に持ち込んでみましょう。

純正ケース ユーフォニアムを持ち運ぼうと思うと、各メーカーに純正ハードケースでは重く、運びづらい事が多いと思います。

そんな人の為に、最近ではユーフォニアム用のソフトケース・セミハードケースが販売されており、あまりハードケースで移動をしている人を街中ではあまり見かけません。‥と言う事は、皆さんハードケースをどうされているのでしょうか。

「純正」ハードケースですので、楽器の付属品の一部である事に間違いはありません。買取では購入時の純正ケースがあった方が高値になりやすいのです。

ユーフォニアムを買取業者に高く売る方法

上記で説明した「外観」「内部の状態」「各可動部位の動作状況」「ケースの有無」の状態が主たる部分になりますが、自分の楽器として長年使用していれば「普通の状態」というものがわからなくなってくるものです。

買取店に持っていく前に、一度楽器修理店に持ち込み、点検を行ってもらうことをオススメ致します。

レバーの動き具合や抜き差し管の硬さなど、ご自身では普通の状態であったとしても、本来の楽器の状態とは離れている場合もあります。

点検、修理もお金がかかってしまうものですが、ユーフォニアムはそもそも高価ですので、販売価格もせっかくならなるべく良い状態で、高めに提示してもらえるようにしましょう。

しかし高値が付く最近の品番でなければ修理費のモトを取れるほどの高値にはならないかもしれません。売る前に査定の見積もりと、修理費の見積もりをもらっておいても良いでしょう。

ユーフォニアムを綺麗に見せる楽器のお手入れ術

楽器を綺麗な状態で保つために、練習前・練習後のお手入れは欠かしてはなりません。

練習前には各可動部にオイル・グリス(抜き差し管は毎日塗る必要はありません)を注し、練習後にはまず各抜き差し管の中の水分を専用のクリーニングスワブで取り除きます。

そして、楽器全体を楽器専用クロスで拭き上げ、楽器の表面についている指紋や水滴を取り除きます。

数ヶ月に一回は、管体全体に水(又はお湯)を流し、楽器の内側に付着している汚れを除去しましょう。

高価買取が期待できるユーフォニアムのメーカー・品番

→ヤマハ‥600番台以上の現行品番
→ベッソン・ウィルソン‥各品番