
ここではサックスについて色々お話しております。
これからサックスの購入を考えている方、初心者の方によい情報をお伝えできればと思っております。
サックスの種類と特徴と音色
サックスの種類について
比較的歴史の浅い楽器で、管弦楽ではあまり使用されることはなく、ポップスやロック、吹奏楽で良く用いられます。出したい音域によって種類が様々です。
アルトサックス | サックスの中で最も標準的でポピュラーです。素材にもよりますが音色は基本的に明るく、様々なジャンルに使用されます。 |
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テナーサックス | アルトサックスの次にポピュラーな楽器で、アルトサックスより一回り大きく、少し低い音域です。アルトサックスに比べて音程が低い分少し暗めに聞こえます。ジャンルは様々ですが、ジャズではテナーサックスの活躍が一際目立ちます。 |
バリトンサックス | テナーサックスよりも一回り大きいサックスで、音域も深く低く、渋みのある音です。楽器が大きい事もあり、構造も少し上記の二種類とは違います。ビッグバンドや吹奏楽では良く使用されますが、ポップスやジャズでは演奏される事が少なく、あまりポピュラーではありませんが、東京スカパラダイスオーケストラの演奏では存在感を放っています。 |
ソプラノサックス | アルトサックスより音域が高く、それに伴い音色も明るくなる為良く目立つ楽器です。サックスアンサンブルでは主旋律を担当する事が多く、リーダー的存在です。良く見られる形としては直線状のタイプですが、稀にアルトサックスと同じような形状をした、「カーブドソプラノ」と呼ばれるタイプも存在します。 |
その他、ソプラニーノサックスやバスサックスなど、目にする機会は滅多にありませんが、音域により様々なタイプがあります。
人気メーカー・人気商品とその特徴や値段
(金額…2017/08/19現在 全て税抜き価格)
サックスの三大メーカーと共に、各項目をご紹介致します。
ヤマハ(YAMAHA)
言わずと知れた日本のメーカー、世界のヤマハ。日本人に扱いやすい操作性で、抜群の音程感を誇り、楽器の個体差も少なく初心者にはオススメです。
万能の62シリーズ、ポップス向けの82Z、最高級の875シリーズと、演奏ジャンルや目的によって選びやすい商品ラインです。
修理が必要となりパーツが在庫切れを起こしていても、比較的すぐに入荷する事が多いため、アフターメンテナンスも安心です。
YAMAHAサックスの人気商品と値段
アルトサックス | |
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シリーズ | 定価(税抜) |
YAS-62 | 285,000円 |
YAS-82Z | 390,000円 |
YAS-875EX | 485,000円 |
テナーサックス | |
シリーズ | 定価(税抜) |
YTS-62 | 330,000円 |
YTS-82Z | 450,000円 |
YAS-875EX | 510,000円 |
バリトンサックス | |
シリーズ | 定価(税抜) |
YBS-62 | 780,000円 |
セルマー(H.Selmer)
サックスと言えばセルマー、と言われるほどのサックス界では有名なメーカーです。
フランス製の為欧州人向けの設計となり、ヤマハに比べ少しがっしりとした感覚で重量もあり、独特の抵抗感もありますが、セルマーにしか鳴らせない艶やかな音色です。
セルマーの基本ラインとしてヤマハの最上級(875シリーズ)と同等クラスの金額となり、安価なモデルが存在しないのも一つの特徴です。(「Seles」と言う普及モデルもあります。)
セルマーのサックス人気商品と値段
アルトサックス | SA80Ⅱ | 535,000円 |
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テナーサックス | SA80Ⅱ | 670,000円 |
バリトンサックス | SA80Ⅱ | 1,180,000円 |
ヤナギサワ(柳澤)
名機と言われた「エリモナ」、総銀製の「シルバーソニック」が有名ですが、それだけでなく、ヤナギサワと言えば「ブロンズブラス(楽器の素材である真鍮の金属割合の内、銅の割合が多め)」が特徴的であると言えます。独特の甘い音色が持ち味です。
また、ソプラノサックスでは「カーブドソプラノ(アルトサックスと同じ形状のソプラノサックス)」が有名です。
ヤナギサワのサックス人気商品と値段
アルトサックス | |
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A-WO2 | 285,000円 |
A-WO20 | 460,000円 |
テナーサックス | |
T-WO2 | 335,000円 |
T-WO20 | 518,750円 |
バリトンサックス | |
B-992 | 900,000円 |
カーブドソプラノ | |
SC-992 | 490,000円 |
サックスの選び方や購入時の注意点
サックスの選び方
自身の好きなプレーヤーやアーティスト、演奏したい楽曲により、どの楽器にするのかを選んでください。「とにかくサックスが吹きたい!」と言う希望であれば、ポップスならアルトサックス、ジャズならテナーサックスはいかがでしょうか。
サックス購入時の注意点
ですので、全くの初心者が高い楽器を手にすると、息の量が足りずに音が鳴りにくい、抵抗感に口が慣れず上手に息が入らないと言った事が起こり、「買ったものの、難しくて引き出しの中に…」と言ったことが珍しくありません。
「初めから高い楽器を買うと上手くなる」と言うわけではなく、自身にあった楽器を手にすることが上手くなる一番の秘訣です。
また、日本以外のメーカーから発売されているモデルは「楽器の個体差(楽器による音色や音程感、抵抗感の差)」が顕著に表れます。同じ品番の楽器でも微妙に感覚が違う事がありますので、注意して下さい。
一度手にした楽器をより鳴らしやすくしたい、良い音を鳴らしたい、と言う気持ちが出てきた際は、「マウスピース」「リガチャー(リードとマウスピースを繋ぐ金属)」「リード」にも沢山種類がありますので、試してみてはいかがでしょうか。
初心者におすすめしたいサックスはこちら
・ヤマハ YAS-62/YTS-62
同じヤマハの各シリーズが480、875と3ケタの数字で、大きな改良がされる毎に数字が変わっていくのですが、62シリーズは発売当時から人気があり、今までマイナーチェンジを繰り返すことで人気を維持してきた商品です。
音程感も良く抵抗感も強くない為、初心者でもスムーズに息を入れる事が出来ます。
また、ジャンルレスに活躍してくれるシリーズですので、ポップス~ジャズまで、自身の演奏したいジャンルに合わせて演奏する事が可能です。